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青山二郎の目利き文章が日本力を鍛える この「ジィちゃん」が白洲正子を育てた 松岡正剛 (1/5ページ)

2013.10.16 19:30

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

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 【BOOKWARE】

 骨董なんてわかってしまったらもう持っている必要なんかない。焼き物は見るものでなく観じるものだ。ヴァレリーが井戸茶碗を見ていたらヨーロッパも変わっていただろうね。俺は日本の文化を生きているんだ。これが青山二郎なのである。

 青山が一貫して見抜いていたことは、「作家は美を作っていない、美はこれを見た者が発見する」ということと、「日本とはいったい何なのか」ということだった。この青山の強靱な眼力に、小林秀雄・大岡昇平が屈服し、北大路魯山人・勅使河原蒼風が対峙し、白洲正子・河上徹太郎が叱られた。世に「青山学院」の授業という。

 ぼくは青山二郎に出会えていないので、その授業を文章から憶測するしかないのだが、読めば読むほど、意地悪いほどの美の狂暴ともいうべき「眼」を感じてきた。なにしろ「美は見、魂は聞き、不徳は語る」と言ってのける男なのだ。これがもう少し青山学院ふうになると、たとえば「眼に見える言葉が書ならば、手に抱ける言葉が茶碗なのである」というとんでもない悶絶にまで至る。

モーツァルトを小林に教えたのは青山だった

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