もともときのこはエネルギーが低く、食物繊維が多い食材です。料理に取り入れれば、ボリューム感を落とさずにエネルギーを抑えられるので、減量のための食材としてお薦めです。特にえのきはうま味があり、かみごたえもあるので、スパゲティや中華麺の代用にもよいですね。
きのこのしぐれ煮は多めに作っておくと、冷蔵庫で1週間ほどもちますので、ご紹介したアレンジの他にも大根おろしとあえたり、豆腐にのせたりしても楽しめます。また具としてうどんやそば、パスタとあえるのもお薦め。ぜひ、ご自身のアレンジを考案してみてください。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:今泉有美子/SANKEI EXPRESS)
■まきの・なおこ 料理家、管理栄養士、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食」代表。1968年、東京生まれ。女子栄養大学卒。おいしくてからだに優しく、元気になるレシピ、健康的なダイエット方法まで提案し、幅広く活躍中。著書も多数で、近刊は「適塩・低カロリー ひと目でわかる料理手習い帳」(池田書店)、「100歳までボケない常備菜で10分レシピ」(家の光協会)。