「KAYORE」の料理は全粒粉パスタや玄米のほか、発酵食品、無農薬・有機の野菜を使い、調味料は無添加。オリジナルブレンドの甘麹(あまこうじ)ドリンクやスムージーも人気だ。体内を冷やさないよう、「お冷や(水)」も常温を推奨しているという。
何より、健康食にありがちな「味付けが物足りない…」というのがなく、素材は生かしつつ味も存分に楽しめる。それもそのはず、フレンチ出身の木村さんは「京都ブライトンホテル」や「禊川(みそぎがわ)」などで腕をふるったキャリア20年の料理人。「KAYORE」オーナーの吉野由美子さん(50)に、その腕を見込まれたのだ。
内側からもきれいに
「いくら体によくても、おいしくないと続きません」と吉野さん。京都と大阪でエステティックサロンも経営、「18年間“きれい”に携わり、美と食は切り離せないということにたどり着きました」とKAYORE出店の動機を話す。「エステでは外側から体をきれいにしますが、内側からきれいにする食事も大事、ということを多くの方に知っていただきたいんです」