毛元主席は文革期は仲勲氏の“敵”だった。近平氏には毛氏の威信をも借りて、なりふりかまわず権力基盤を固める狙いがあった。(SANKEI EXPRESS)
■しゅう・ちゅうくん(1913年10月15日~2002年5月24日) 中国中部の陝西(せんせい)省出身。革命第一世代で中華人民共和国建国に深く関わり、1980年代から90年代にかけて強い権力をふるった共産党の長老たちの呼称である「八大元老」の一人に数えられる。日中戦争期間中に陝西・甘粛(かんしゅく)両省の共産党革命根拠地の指導者として頭角を現し、新中国成立後は59年に副首相となるなど要職を歴任。しかし、62年に失脚。文化大革命(66~77年)でも迫害されたが、78年に復活。広東省の党、軍の中心人物となり、深●(=土へんに川、しんせん)の経済特区構想などを提起した。81年に党政治局委員、88年に全人代副委員長となり、93年に退任。