阪急阪神ホテルズの井上豊営業企画部長は「メニュー表示で筆が滑ってしまったのではないか」と釈明した。
苦情が殺到
各ホテルには「返金されるのか」との問い合わせや、「もう使わない」といった苦情が数百件も殺到。JR大阪駅前の大阪新阪急ホテルでは、宿泊客が「裏切られた」と憤った。
大阪府の松井一郎知事は府庁で記者団に「偽装は駄目だ。お客さんに何を提供しているのか、正直に情報公開をするべきだ」と述べた。府は大阪商工会議所などとともに「食の都・大阪」事業を推進している。
一方、東京・帝国ホテルは、マニュアルに基づき行っている全メニューの発注、納品業務を再確認した。広報課は「われわれは正しく表示しているが、問題を他山の石としたい」と話した。