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世界遺産「富士山」 抱える課題と取り組み(下) 信仰の歴史 若い世代に伝える好機 (1/4ページ)

2013.11.12 19:01

来館者に説明をする富士吉田市歴史民俗博物館の学芸員、布施光敏さん(中央)=2013(平成25)年10月30日、山梨県富士吉田市(中央大学FLP深澤ゼミ有志学生記者撮影)。※一部画像を加工しています。

来館者に説明をする富士吉田市歴史民俗博物館の学芸員、布施光敏さん(中央)=2013(平成25)年10月30日、山梨県富士吉田市(中央大学FLP深澤ゼミ有志学生記者撮影)。※一部画像を加工しています。【拡大】

  • 山梨県富士吉田市にある「北口本宮冨士浅間神社」の宮司、上文司厚さん=2013(平成25)年7月1日(中央大学FLP深澤ゼミ有志学生記者撮影)
  • 世界文化遺産に登録された富士山=2013(平成25)年6月22日午後0時26分、静岡県富士宮市(共同通信社機から撮影)
  • 世界文化遺産登録が決まった「富士山」の内容=2013(平成25)年6月22日

 ≪富士吉田市歴史民俗博物館の学芸員 布施光敏さん≫

 「素晴らしい情景と、私たちが培ってきた富士山信仰の歴史が評価されたと思っています」と、誇らしげに話すのは、富士吉田市歴史民俗博物館の学芸員、布施光敏さん(45)。

 この博物館は、富士吉田市の歴史や伝統文化、産業などの資料を展示している。なかでも、メーンになっているのが、「富士山信仰」に関する展示だ。

 「今回の世界遺産の登録では、(ユネスコの諮問機関の一つである)イコモスの委員に、富士山の魅力、特に信仰の対象としての価値をいかに伝えるかが、一番重要な点だった」と、布施さんは振り返る。

 富士登山についても、「登ることも目的の一つですが、富士山という神仏にお参りをすることが本来の目的なんです」と強調する。

 現在も白装束を着た「富士講」の信仰登山者は少なくない。富士講は主に江戸時代の後半に組織された信仰団体だ。富士山に登ることは、神や仏のいる清浄な世界に旅立つことを意味するとされ、身を清めるため、白装束を身に付けるという。富士山は今も信仰の対象であり続けている。

富士山についてきちんと学べる場所 博物館

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