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家族のあり方が問われている 映画「おじいちゃんの里帰り」 ヤセミン・サムデレリ監督に聞く (2/4ページ)

2013.11.29 14:00

「素人の子供がプロの子役に『お前は最低の役者だ』と言って泣かせたり、プロの子役が撮影の仕直しを面倒くさがってやらなかったり、撮影は修羅場でした」と苦笑いするヤセミン・サムデレリ監督(エスパース・サロウ提供)

「素人の子供がプロの子役に『お前は最低の役者だ』と言って泣かせたり、プロの子役が撮影の仕直しを面倒くさがってやらなかったり、撮影は修羅場でした」と苦笑いするヤセミン・サムデレリ監督(エスパース・サロウ提供)【拡大】

  • 【かざすンAR(視聴無料)】映画「おじいちゃんの里帰り」(ヤセミン・サムデレリ監督)。11月30日公開(エスパース・サロウ)。(C)2011-Concorde_Films

 家族はそれぞれが悩みを抱えていた。大学生の孫娘は家族に内緒で交際している英国人の恋人との間に子供ができてしまう。6歳の孫チェンク(ラファエル・コスーリス)はトルコ人とドイツ人のハーフ。トルコ対ドイツのサッカー試合の応援をめぐり、友達と大げんか。アイデンティティーの危機に直面していた。そんなある日、フセインは突然、「故郷トルコの村に家を買った。みんなで行こう」と提案する。

 「今、なぜトルコ系移民をテーマにするのか?」。海外メディアのインタビューでよく聞かれる質問らしい。サムデレリ監督は、30代で世界3大映画祭を制した希有な存在で、自身と同じトルコ系ドイツ人でもあるファティ・アキン監督(40)の活躍を挙げた。彼はトルコへの郷愁が深く刻み込まれた作風で知られている。「彼が作品を撮り続けてきたことで、ドイツの経済成長を支えてきたトルコ系移民への関心が高まっていったし、作り手や観客として生粋のドイツ人自身の態度もオープンになってきたと思います」

家族のあり方。それは世界共通の関心事ですもの

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