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中国宅配業界が抱える問題点 有毒化学品で死亡事件、乱暴な積み卸し (1/4ページ)

2013.12.27 10:50

中国の主要都市

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 【国際情勢分析】

 中国で郵便事業を統括する国家郵政局は12月22日、各地方の支部に配達業務の手順のチェックを強化するよう緊急通達を出した。発端となったのは、11月下旬に山東省で有毒化学品が付着した宅配便の荷物によって起きた死亡事件。インターネット通販の普及によって、急激に拡大している中国の宅配便業界の問題点が浮き彫りになっている。

 有毒化学品が付着

 中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報などによると、山東省東営市の主婦がインターネット通販で購入した子供靴が11月29日、宅配業者によって届けられた。

 主婦の夫、劉興亮さんが商品が入っていた黒いビニールを開けたところ、異臭がし、箱や商品のピンク色の靴には黒い汚れが付着していたという。劉さんはその後、「気分が優れない」などと身体の不調を訴え、病院で治療を受けたが、集中治療室に入った10分後に死亡した。

箱などに染み込んでいた有毒化学品のフルオロ酢酸メチル

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