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警戒感欠く外務省 無礼な露に反撃を (3/4ページ)

2014.1.11 09:00

東京都千代田区九段北の靖国神社

東京都千代田区九段北の靖国神社【拡大】

  • 北方領土・歯舞群島、色丹島、国後(くなりし)島、択捉(えとろふ)島
  • 作家、元外務省主任分析官、佐藤優(まさる)氏(共同)

 あの戦争で、日本はソ連(ロシア)によって侵略された。それにもかかわらず、このような侮蔑的声明をロシア外務省が出すようでは、少なくとも外務省レベルで北方領土問題を解決するための誠実な交渉を行うことは不可能だ。この現実をわれわれは客観的かつ冷静に受け止める必要がある。

 重要な瞬発力

 なぜ日本外務省は、ロシア外務省に対して、「ロシアが第二次世界大戦をめぐる歴史認識問題を取り上げるならば、われわれはソ連による日ソ中立条約侵犯問題を取り上げざるを得ない」と外交ルートを通じて伝え、それをマスメディアに発表しないのであろうか。

外交においては瞬発力が重要

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