イスラエル・首都エルサレム【拡大】
米人気女優のスカーレット・ヨハンソンさん(29)が1月30日、世界各地で社会的弱者を支援する国際非政府組織(NGO)「オックスファム」の慈善大使を辞任した。最近CM出演した家庭用炭酸水メーカーがイスラエルの占領するヨルダン川西岸に製造拠点の一つを置いており、慈善団体の活動と相いれないとされたことが理由だが、ヨハンソンさんは反論している。根が深いパレスチナ問題が、華やかなハリウッドの世界にも影を落とした形だ。
「占領地で生産活動」
ロイター通信などによると、ヨハンソンさんが出演したのは、イスラエルの「ソーダストリーム」社のCM。内容は、まずヨハンソンさんがバスローブ姿で登場し、炭酸水供給器を使って炭酸飲料を作ってみせる。するとほどなく、タイトな黒いワンピース姿になってストローを口にふくみ、セクシーな表情で炭酸飲料を飲んで「ごめんなさいね。コーラとペプシ」との“決めぜりふ”を言う-というものだ。
このCMは、2月2日にニュージャージー州で行われる米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の年間王者決定戦「スーパーボウル」の中継でも放映されることになっている。