現在、各国の国際放送は、ウェブサイトを充実させている。「「ロシアの声」」や「「イランラジオ」」の日本語版サイトをフォローしておけば、かなり細かい情報まで入手することができる。こういう情報が、情勢分析の基本になる。「「ロシアの声」」や「「イランラジオ」」は国営放送なので、政府の意向に反する報道は行わない。
BBCの「謀略型」
「「イランラジオ」」が、イスラエルと米国に対する敵愾(てきがい)心をむき出しにし、日本に対してはおもねるような、露骨なプロパガンダをするのに対して、「「ロシアの声」」は、より冷静で客観的だ。プーチン大統領に対する批判や北方領土問題に関して日本の立場を客観的に紹介する報道もある。しかし、それは、「「ロシアの声」」が純粋中立な報道を行っているということではない。