【京都うまいものめぐり】
「御所南」と呼ばれる京都御苑の南側一帯は、近年、京都市中心部でも最も人気の高い地区で知られ、観光客らの増加とともに高級なイタリア料理店やフランス料理店が激増している。そんな“激戦地”で頭ひとつ抜きんでている人気店が、2010年6月にオープンしたフレンチレストランの「ブラン・ピエール」だ。ホテルニューオータニ大阪やウエスティンホテル大阪で腕を磨いた実力派のオーナーシェフが提供する質の高い料理を東京人驚愕のリーズナブル価格で楽しめるとあって、地元のマダムから観光客まで幅広い層の高い支持を獲得している。
シックでも親近感
いまも町家が混在し、情緒ある雰囲気を醸す一帯に溶け込むように佇む瀟洒(しょうしゃ)な外観。そして一歩中に入ると外観同様、シックで落ち着いた空間が広がる。
広さ約50平方メートル。カウンター席(7席)とテーブル席(10人)というつくりは、作り手と顧客の間に付かず離れずの絶妙な親近感を生み出すのにぴったりといった感じだ。