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【ジャンプ】「また戻ってくる」 高梨、涙の誓い まさかの失速…4位 (1/3ページ)

2014.2.13 06:35

メダルを逃した後、多くの選手から声をかけられる高梨沙羅。気丈に振る舞っていたが、目には涙がたまっていた=2014年2月11日、ロシア・ソチのルスキエゴルキ・センター(大里直也撮影)

メダルを逃した後、多くの選手から声をかけられる高梨沙羅。気丈に振る舞っていたが、目には涙がたまっていた=2014年2月11日、ロシア・ソチのルスキエゴルキ・センター(大里直也撮影)【拡大】

  • 2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google
  • ロシア・ソチ市と、クラスノダール地方
  • ソチ五輪(冬季)=2014年2月6日~2月23日、ロシア・ソチ

 ソチ五輪第5日の2月11日行われた新種目のノルディックスキー・ジャンプ女子で、金メダルの本命とみられていた高梨沙羅(クラレ)は100メートル、98.5メートルの合計243.0点で4位入賞にとどまった。今季のワールドカップ(W杯)13戦10勝を挙げ、初の五輪に臨んだ17歳の天才少女は、ソチの地で実力を出せず失速した。冬季五輪初代女王にはW杯未勝利で22歳のカリーナ・フォクト(ドイツ)が輝いた。

 「すごくいい経験」

 「自分ではいつもと同じような気持ちで臨んだつもりだった。思い通りに飛べなかったのはメンタルの弱さ」。試合後、しっかりした口調で語りながら、今にも泣き出しそうな表情が、小さな体にのしかかった重圧を物語った。

 2回とも本来のジャンプには程遠く、後半の伸びを欠いた。1回目は持ち味の低く鋭い飛び出しができず、上体が前方に突っ込み気味になった。最も強い追い風を受けながら、何とかK点を5メートル越えて3位につけた。この時点で1位のフォクトと2.7点差。飛距離に換算して約1.5メートルと、高梨にすれば十分に逆転可能だった。

自身の番では、いずれも不利な追い風

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