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ただ人が歩いている その姿の美しさを感じる 町田康 (1/5ページ)

2014.2.17 17:55

(町田康さん撮影)

(町田康さん撮影)【拡大】

  • 「渡良瀬」(佐伯一麦著/岩波書店、2310円、提供写真)
  • 「なんでもない所をどう表現するかに、作家の蓄積した技術が試されると思う」と話す、作家の町田康さん=7月26日、東京都港区(瀧誠四郎撮影)

 【本の話をしよう】

 私は読み狂人。朝から晩まで読んで読んで読みまくった挙げ句、読みに狂いて黄泉の狂人に倒れたる者。そんな読み狂人が思うのは…、と言って、あ、また、思っていると思った。と言って、また思っていると思ったと、と思って、また、思ってると…(以下無限に続く)。なんつって、ははは、なにを言ってるのかわからんね。

 手にてなすこと

 なにが言いたいかというと、考えてみれば読み狂人が、こうして文章を書く場合、文章の最後に、と思った。という言葉がつくなあ、と思ったのである(ほらね)。

 つまり、読み狂人は思ってばかりいるのである。そしてまた、読み狂人は、これは小説を書く場合に多いのだが、と、言った。という言葉も頻繁に使う。どんな感じか、ちょっとやってみると、吉岡は言った。「猿には猿の考えがあるのだ」と。みたいな感じである。

佐伯一麦の小説、『渡良瀬』 手にてなすこと、がおもっきりあった

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