関東甲信と東北で2月14日から降った記録的な大雪の影響で17日午後、道路の通行止めなどで依然として5000人以上が孤立している。山梨県内は交通網が寸断され、食料品を含む物流も滞っており、ヘリコプターでの空輸も始まった。甲信各地の道路では車の立ち往生が続いた。
山梨のホテル宿泊客ら
山梨県では早川町全域の約1200人や、富士河口湖町のホテルの宿泊客ら約150人が孤立。身延町でバス計10台が立ち往生し、乗っていた中学生らが近くの公民館などに一時避難した。JR中央線計8本も動けなくなったが、除雪が進み、徐々に救出が始まった。
このほか、宮城県丸森町でも約2400人が移動できなくなった。東京都内では奥多摩町、檜原村、青梅市で計約1370人が孤立。群馬県南牧村は道路の除雪が進み、孤立状態の住宅は200戸以下となった。埼玉県秩父市と小鹿野町で計約560人、静岡県小山町で55人が孤立した。