≪日本勢メダル8個 海外冬季最多≫
ソチ五輪第14日の2月20日、新種目のフリースタイルスキー女子ハーフパイプ(HP)で小野塚彩那(あやな、25)=石打丸山ク=が83.20点で銅メダルに輝いた。今大会日本勢8個目のメダルで、海外開催の冬季五輪では過去最多となった。優勝は89.00点をマークしたマディー・ボーマン(米国)で、五輪初代女王の座についた。
「まだ実感はないが、携帯がたくさん鳴って(メダルを)取ったんだなと感じている」。一夜明けた21日、記者会見した小野塚は笑顔で喜びをこう語り、「メダルを取って(HPを)アピールしたいと思っていた。価値のあるメダルだったと思う」と、今大会の新種目で表彰台に立つ意義を強調した。
アルペンで技に磨き
新潟県出身で、父がジャンプ、母はアルペンの元選手というスキー一家に生まれた。3歳の頃には早くも1人で山の上から下まで滑れるほどだった。母、ゆかりさん(45)の実家は南魚沼市(みなみうおぬまし)の石打丸山スキー場で旅館を経営している。