サイトマップ RSS

福島第1原発 中央制御室を公開 「修羅場の記憶」 計器盤に走り書き (1/3ページ)

2014.2.27 10:00

報道陣に公開された1、2号機中央制御室=2014年2月26日午前11時57分、福島県双葉郡大熊町の東京電力福島第1原発(代表撮影)

報道陣に公開された1、2号機中央制御室=2014年2月26日午前11時57分、福島県双葉郡大熊町の東京電力福島第1原発(代表撮影)【拡大】

  • 1、2号機中央制御室の制御盤に原発事故当時に手書きで記された原子炉水位の値=2014年2月26日午前11時56分、福島県双葉郡大熊町の東京電力福島第1原発(代表撮影)
  • 福島第1原発の1、2号機の中央制御室=2014年2月26日、福島県双葉郡大熊町

 東京電力は2月26日、福島第1原発事故から来月(3月)11日で3年を迎えるのを前に、事故対応の最前線となった1、2号機の中央制御室を報道各社に公開した。

 事故当時、全ての電源を失った制御室では運転員らが暗闇の中、懸命に対応に当たっていた。鉛筆の走り書きなど当時の痕跡はそのまま残されている。室内の放射線被曝(ひばく)線量は下がっているものの、遠隔操作で計器を監視している。

 暗闇の中で対応

 東京電力が26日に公開した福島第1原発1、2号機の中央制御室。1、2号機の間にあり事故当時は最前線の現場だった制御室の計器盤には、刻々と低下していく原子炉の水位が鉛筆で書かれたまま残されていた。暗闇の中、不安と恐怖におびえながらも、記録しなければいけないという強い使命感。最前線で働く運転員たちの「闘いの証し」がそこにはあった。

 1、2号機海側の中央制御室がある建屋についた。1階は津波で浸水したため壁が壊れたまま残り、配管もむき出しの状態だ。原発の頭脳であり、精密機器がある中枢部の入り口とはとても思えない。

原子炉の水位記録

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ