「僕はズバ抜けて才能があるわけではないので、自分ができることは何かというと、情熱しかないんです。きれいにまとめようとしないで、やれることを全部やります。クライアントが満足するまで、アイデアを出し尽くしますね」
彼のデザインにはエゴがなく、クライアントやユーザーを喜ばせたいという気持ちに満ち溢れている。
「デザインをすることは、クライアントに贈るプレゼントを考える行為に近いです。その人のしぐさを見たり、いろいろな話を聞いたりしながら、相手が欲しいものだけではなく、本人は自覚してないけど、これをもらったらうれしいのではないかと思うプレゼントも探すような感覚です」
さらに、既成概念を取り除くような新しい視点も提供。
「使い古された技術、過去にボツになったアイデアであっても、視点を変えたら新しいものになります。どんなものでも見方を変えれば、面白くなるものなんですよね」