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葛西選手が教えてくれた「チーム力」 萩原智子 (4/5ページ)

2014.3.24 17:10

スキージャンプ男子団体で銅メダルに輝き喜ぶ(左から)清水礼留飛(れるひ)、竹内択(たく)、伊東大貴、葛西紀明の各選手=2014年2月17日、ロシア・ソチ(大里直也撮影)

スキージャンプ男子団体で銅メダルに輝き喜ぶ(左から)清水礼留飛(れるひ)、竹内択(たく)、伊東大貴、葛西紀明の各選手=2014年2月17日、ロシア・ソチ(大里直也撮影)【拡大】

  • 【ソチ冬季五輪】日本選手メダリスト=2014年2月23日、ロシア・ソチのフィシュト五輪スタジアムで開会式
  • ロシア・ソチ市と、クラスノダール地方
  • ソチ五輪(冬季)=2014年2月6日~2月23日、ロシア・ソチ
  • 【笑顔のアスリート学】萩原智子さん。1980年4月13日、山梨県生まれ。身長178センチの大型スイマーとして、2000年シドニー五輪女子200メートル背泳ぎ4位、女子200メートル個人メドレーで8位入賞。02年の日本選手権で史上初の4冠達成。04年にいったん現役引退し、09年に復帰。子宮内膜症、卵巣嚢腫(のうしゅ)の手術を乗り越え、現在は講演、水泳教室やキャスターなどの仕事をこなす=2007年7月17日(提供写真)

 その背中で代表チームを引っぱってくれた「ヒーロー」が、北島康介選手(31)=日本コカ・コーラ=だ。シドニー五輪からロンドン五輪まで、4大会連続で出場し、「チーム」の成長に大きく貢献した。彼が世界を相手に結果を出していく中で、その姿勢を通じてチームメートに教えてくれたことを挙げればきりがない。

 世界を相手にチャレンジする姿勢。自身の限界を作らず強くなるために探求する向上心。強いライバルを認め尊敬する心。何があっても勝負から逃げない強い精神力。選手を陰で支えてくれるスタッフへの感謝。周りを明るくする笑顔。チームへの責任感。そして何よりも、心の余裕から生まれる周りへの優しさ…。私も一緒に日本代表チームで戦ったことがあるので、よくわかる。

 喜びを分かち合う

 ソチ五輪での葛西選手の姿は、年齢は違うけれども、北島選手と重なった。精神的支柱として、チームを引っ張り、後輩たちはその背中から多くを学び、世界と戦う術を身につけたはずだ。葛西選手が個人戦でメダルを獲得したとき、後輩たちは葛西選手のもとへ駆け寄り、喜びを分かち合った。その様子からも葛西選手の存在の大きさが伝わってきた。そして、「チーム力」を強く感じた。だからこそ、メダル獲得につながったのだと感じたのは私だけだろうか。

一人はみんなのために。みんなは一人のために

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