フェルプスと同じく個人メドレーとバタフライを得意とする瀬戸は「何秒出るのか楽しみ。リオデジャネイロ五輪に向けて上げてくると思う」と語った。萩野を指導する平井伯昌(のりまさ)コーチ(50)は「フェルプスはものが違う。脅威は脅威」としながらも「続けることは大賛成。環境がある選手はやった方がいい」と話した。
12年ロンドン五輪は400メートル個人メドレーで萩野に競り負けて表彰台を逃した。運動生理学を専門とする日本水連の岩原文彦競泳委員は「短い距離の種目にシフトするのが普通だろう」とみる。萩野、瀬戸との戦いが実現するとすれば200メートル個人メドレーか。日本水連の上野広治競泳委員長は「負けないようにやるしかない」と力を込めた。(SANKEI EXPRESS)