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ゴッホの耳 「科学の絵筆」でよみがえる 再生医療を応用、独芸術家が制作 (1/3ページ)

2014.6.5 00:00

画家ビンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)が1889年に描いた「耳を包帯でくるんだ自画像」。ゴッホは自分の左耳をカミソリで切り落としたとされるが、自画像は鏡をみながら描かれたため右耳に包帯が巻かれているようにみえる(ゲッティ=共同)

画家ビンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)が1889年に描いた「耳を包帯でくるんだ自画像」。ゴッホは自分の左耳をカミソリで切り落としたとされるが、自画像は鏡をみながら描かれたため右耳に包帯が巻かれているようにみえる(ゲッティ=共同)【拡大】

 後期印象派を代表するオランダ出身の画家、ビンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)の耳のレプリカが、ドイツ南部カールスルーエ市にある公営の美術館兼研究所「アート・アンド・メディアセンター」で6月30日から美術作品として展示されることが(6月)3日、分かった。精神を病み、自分の左耳をカミソリで切り落とす猟奇事件を起こしたことで知られるゴッホだが、彼の一族の末裔(まつえい)が保存していた当人の生きた細胞の一部を培養するなどして耳の再生に成功した。芸術と生体科学が融合した世界初の奇妙なアートプロジェクトとして注目されそうだ。

 生きた細胞を培養

 AP通信や米の美術系ニュースサイト、アートネットニュースなどによると、このレプリカを作ったのは米を拠点に活動するドイツ人女性芸術家、ディムト・ストレブ氏で、作品名は「sugababe(シュガーベイブ)」。

 ストレブ氏はゴッホの弟テオドルス(1857~91年)の玄孫(やしゃご=ひ孫の子)であるリーウ氏が保存していたゴッホの唾液と軟骨のサンプルの提供を受け、約3年がかりでこのアートプロジェクトを完成させた。

耳の形 3Dプリンターを用いてリアルに成形

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