また、牛乳・乳製品以外のカルシウムは吸収率がよくありませんが、その吸収率を高めるのが、動物性タンパク質やビタミンDです。豚肉で動物性タンパク質、干ししいたけでビタミンDが補われているこの料理はまさに「健骨」料理。さらにカルシウム量を多くするなら、ピーマンを小松菜やチンゲン菜などに代えましょう。青菜類もカルシウムが多い食材なので、毎日の食事にとり入れたいものです。
今回、レシピは4人分なので、あまった場合は、冷蔵庫で2日ほど保存できます。温め直して弁当のおかずや、卵とじにしてもいいですね。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS)
■まきの・なおこ 料理家、管理栄養士、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食」代表。1968年、東京生まれ。女子栄養大学卒。おいしくてからだに優しく、元気になるレシピ、健康的なダイエット方法まで提案し、幅広く活躍中。著書も多数で、近刊は「エネルギー早わかり第3版」(女子栄養大学出版部)、「新・魚を食べる健康法」(マガジンハウス)。