サイトマップ RSS

【This Week】(6月16~22日) 南スーダンPKO 5次隊が交代 (1/2ページ)

2014.6.16 10:55

6月5日、南スーダンの首都ジュバにある国連施設内の避難民キャンプで、排水溝の掘削作業をする自衛隊員=2014年(共同)

6月5日、南スーダンの首都ジュバにある国連施設内の避難民キャンプで、排水溝の掘削作業をする自衛隊員=2014年(共同)【拡大】

  • 南スーダン・首都ジュバ

 想定外の危険な任務に

 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)で、陸上自衛隊5次隊(約400人)が6月16日、半年間の任務を終え、6次隊と交代する。5次隊が着任した昨年12月、南スーダンは内戦状態に陥り、想定外の危険な任務となった。自衛隊にとって和平が事実上崩れた状況下のPKOは、初参加のカンボジア以来。日本政府は「武力紛争」は起きていないとする立場を維持しているが、現場の部隊は武器携行命令や韓国軍への銃弾提供など異例ずくめの対応を迫られた。

 後戻りした局面

 4次隊と5次隊の交代式が開かれた昨年12月15日。夜に入り、マシャール前副大統領支持派と政府軍との間で戦闘が始まった。首都ジュバの国連施設にある自衛隊宿営地でも激しい銃撃戦の音が聞こえた。5次隊の井川賢一隊長(45)は「翌日、国連施設の正門に数百人の市民が押し寄せた」と振り返る。

 国連は施設に市民を受け入れ、5次隊はトイレづくりや給水作業を通じて避難民キャンプを整備。本来の任務のインフラ整備はできなかった。

 井川隊長は「派遣目的は国造りの支援。国内の情勢が変化し、その局面が後戻りした。今は避難民の施設整備が国造り支援の一環だと思っている」と語った。

「市民の保護」に重点

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ