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TPP交渉 深い溝で米のシナリオ棚上げ (1/4ページ)

2014.7.23 17:25

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉をめぐり、首都ワシントンの地下鉄駅の床に描かれた日本を批判するキャンペーン広告。「自由貿易は一国よりも重要だ。日本を特別扱いするな」などと刺激的な言葉が並んでいる=2014年7月15日、米国(共同)

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉をめぐり、首都ワシントンの地下鉄駅の床に描かれた日本を批判するキャンペーン広告。「自由貿易は一国よりも重要だ。日本を特別扱いするな」などと刺激的な言葉が並んでいる=2014年7月15日、米国(共同)【拡大】

  • TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉・難航3分野の交渉状況=2014年7月22日現在
  • TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉の経緯=2013年3月15日~2014年・年内

 【アメリカを読む】

 カナダの首都・オタワで7月12日に閉幕した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の首席交渉官会合は目立った成果を残すことができなかった。TPP交渉を主導するオバマ米政権は11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合までの大筋合意というシナリオを描いているが、実際には米国と各国の間に深い溝が横たわっていることが明らかになった形だ。各国からは米国の強引な交渉手法への不信感も出ており、米国のシナリオは棚上げされた状態といえる。こうした膠着(こうちゃく)状態が長引けば、アジア太平洋地域でのオバマ政権の指導力に疑問符が付きかねないが、米国には中間選挙前の妥協が難しいという現実もある。

 裏表のある態度に反発

 「困難な問題が少なからず残されている」。首席交渉官会合最終日の12日、日本の鶴岡公二(こうじ)首席交渉官は記者会見で、交渉の先行きに厳しい見方を示した。

中国を利する要因にも

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