また、ネット利用者の相談を受けている一般社団法人ECネットワーク(東京)によると、10代の少年が、アカウントが記録されたスマホそのものを約10万円で落札したが、届けられたスマホに入っていたアカウントは使えなくなっていた。
パズドラの運営会社も2012年11月ごろから売買を確認。「詐欺事件に発展する危険性がある」としてプレーヤーに注意喚起し、違反者はゲームを利用できなくするなどの措置を取ってきているが、売買は後を絶たない。
日本オンラインゲーム協会の担当者は「データ売買が違反だと知っていると、現金をだまし取られても相談しにくい。表面化しているトラブルは氷山の一角ではないか」と話している。(SANKEI EXPRESS)
■スマホゲーム スマートフォンで遊ぶオンラインゲーム。他のプレーヤーとメッセージをやりとりしたり、協力してゲームを進めたりすることもできる。基本的に無料で遊べるが、ゲームを有利に進めるためのキャラクターや道具(アイテム)は課金システムを通じて入手することも可能。高額な代金請求が問題となったため、ゲーム運営会社は未成年者への課金額に上限を設けるなどしている。「ファミ通ゲーム白書 2014」によると、スマホ向けを含めたオンラインゲームの2013年の国内市場規模は6983億円。