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エルドアン氏、大統領当選 権限集中へ改憲目指す (1/4ページ)

2014.8.12 10:15

トルコ・イスタンブール

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 トルコで初めての直接選挙による大統領選の投開票が8月10日行われ、選挙管理委員長は10日夜、レジェプ・タイップ・エルドアン首相(60)が過半数を獲得して当選したと発表した。任期は5年。エルドアン氏は、現在は名目的な国家元首である大統領の権限強化に向けた憲法改正を目指している。今後もイスラム系与党・公正発展党(AKP)への影響力を行使しながら、実権を握り続けるものとみられる。

 地元メディアによると開票率99%の段階で、エルドアン氏は51.8%を獲得した。

 エルドアン氏は10日夜、首都アンカラの集会で「新しい時代が来た。私を大統領に推してくれたすべての人に感謝する」と勝利宣言した。28日に大統領に就任する。

 エルドアン氏は選挙戦で、現行憲法で認められている範囲で最大限の権限を行使すると強調し、首相が実権を持つ現在の議院内閣制から大統領を中心とした体制への移行を目指すと明言している。

イスラム教の価値観重視を前面に

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