サイトマップ RSS

Yes?No?「連合王国」の危機/スコットランド独立住民投票 世界が注視 (1/3ページ)

2014.9.15 00:00

英スコットランド・主要都市。英連合王国はイングランド、スコットランド、ウェールズから成るグレートブリテンと北アイルランドで構成。スコットランドは1707年にイングランドと合併したが、スコットランド出身のトニー・ブレア政権時代の1997年に国民投票が行われ、議会が復活し、独立運動が活発化した。

英スコットランド・主要都市。英連合王国はイングランド、スコットランド、ウェールズから成るグレートブリテンと北アイルランドで構成。スコットランドは1707年にイングランドと合併したが、スコットランド出身のトニー・ブレア政権時代の1997年に国民投票が行われ、議会が復活し、独立運動が活発化した。【拡大】

 英北部スコットランドの独立の是非を問う住民投票が3日後の18日に迫った。世論調査では、独立賛成派が終盤で追い上げて反対派にほぼ並んで拮抗(きっこう)、予断を許さない情勢が続いている。300年以上続いたスコットランドとイングランドの「連合王国」が終わりを告げるのか。住民投票の結果が持つ意味、影響力は大きく、欧州だけでなく世界の分離独立勢力などが、その行方を注視している。

 18日に即日開票

 住民投票はスコットランド在住の16歳以上の男女を有権者として実施される。質問は「スコットランドは独立国家になるべきか」の1問だけで、「賛成」か「反対」かの二者択一で答える。最低投票率は設けられず、即日開票で賛成票が過半数となれば独立が決定し、英政府との協議で諸制度の設定を詰めて約1年半後に独立する。

 13日に発表された最新の世論調査では、独立賛成が46%、反対が54%(態度未定を除く)で、反対が上回った。英紙が13日伝えた別の調査では賛成49%、反対51%で、全体として賛否が拮抗した状態が続いている。

 スコットランドの独立が現実味を帯び始めたのは今月7日、英世論調査会社ユーガブの調査で、1カ月前には20ポイント以上の差で劣勢だった独立賛成派が、わずか2ポイントだが初めて反対派をリードしてからだ。

英大手銀行 独立したら本拠地をスコットランドからロンドンに移すと公表

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ