サイトマップ RSS

地下水バイパス効力 汚染水処理前進/福島第1 流入、最大130トン減量 (1/3ページ)

2014.9.22 08:55

福島第1原発の汚染水対策のイメージ=2014年9月21日現在、※ALPS(アルプス、汚染水浄化設備「多核種除去装置」)

福島第1原発の汚染水対策のイメージ=2014年9月21日現在、※ALPS(アルプス、汚染水浄化設備「多核種除去装置」)【拡大】

  • 福島第1原発_地下水バイパスの仕組み=2014年5月25日現在
  • 福島県南相馬市、双葉郡浪江町、双葉郡双葉町、東京電力福島第1原発、双葉郡大熊町、双葉郡富岡町、双葉郡楢葉

 東京電力福島第1原発で、政府と東電が進めてきた汚染水対策に前進の兆しが見え出した。1~4号機の地下へ流れ込む地下水を抑制する「地下水バイパス」などにより8月以降、最大約130トンの減量に成功。「凍土遮水壁」工事も本格化し、汚染水浄化設備「多核種除去装置(ALPS(アルプス))」も年内には本格稼働する。地下水流入の減量と汚染水処理がこのまま順調に進めば、難航する汚染水対策に道が開ける。

 山側に「氷の壁」

 東電によると、1~4号機建屋の地下には1日約400トンの地下水が流入し、汚染水化していた。そこで東電は今年5月以降、建屋山側に設置した12カ所の井戸から汚染前の地下水をくみ上げ海へ放出する地下水バイパスを続けていた。

 東電がその効果を初めて確認した8月以降、地下水の流入量は最大で約130トン減り約270トンの流入にとどまっていることが分かった。東電は、地下水バイパスの効果で約80トン減り、建屋の止水工事でさらに約50トン減ったとみている。

ALPS 年内本格稼働

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ