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秋の味覚で体を整える 大和田潔 (1/2ページ)

2014.9.22 11:05

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】

 【青信号で今週も】

 日本は四季豊かな国です。今年の夏も猛暑でしたが、すっかり秋めいてきました。秋は雨の多い季節でもあります。東京では日照時間が夏の3分の2ほどに減少し、薄暗い日が多くなります。睡眠と覚醒のリズムに太陽光は重要です。明るい人工の光を浴びることで睡眠リズムを整える治療法は、高照度光照射療法(こうしょうどひかりしょうしゃりょうほう)と呼ばれて臨床応用されています。

 眠りにつくと、私たちの脳にはメラトニンという物質が分泌されます。起床して朝日を目に受けると、メラトニンの分泌がストップします。このメラトニンの分泌と停止のリズムが、睡眠と覚醒のリズムの基本を作ります。

 時差ぼけを解消するサプリメントとして、メラトニンが用いられることがあります。保険診療でもメラトニンの受容体を刺激するラメルテオン(ロゼレム(R))という薬剤が、睡眠リズム障害の治療薬として用いられています。ラメルテオンは、脳の覚醒機能を低下させて眠りにつかせる睡眠薬ではありません。

 秋雨前線が停滞したり、台風の通過により雨や曇りの日が多く薄暗くなる秋は、このメラトニンのリズムを崩しやすくなります。冬になると、気温は下がるものの日照時間は少し回復して明るい朝の日が増えてきます。

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