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【御嶽山噴火】「あの笑顔もう見られないんですね」 (4/5ページ)

2014.9.30 07:00

御嶽山(おんたけさん、3067メートル)山頂付近で、取り残された登山者をヘリコプターに運び込む自衛隊員=2014年9月29日午前10時50分(共同通信社ヘリから撮影)

御嶽山(おんたけさん、3067メートル)山頂付近で、取り残された登山者をヘリコプターに運び込む自衛隊員=2014年9月29日午前10時50分(共同通信社ヘリから撮影)【拡大】

  • 2014年9月27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(おんたけさん、標高3067メートル)が噴火した=※地形は「カシミール3D」で作製

 「今ごろどうしているのか。早く見つかってほしい」。長野県木曽町役場にある待機所を訪れた山口市の男性(59)は憔悴(しょうすい)した表情でこう話した。大阪府に住む娘(30)とは噴火以来、連絡がついていないという。

 娘は今年1月に結婚し、大阪府内で新婚生活をスタートさせたばかり。5年ほど前から山登りを始め、全国の山に出かけていた。噴火前夜の26日に娘から電話で「明日は登山に行く」と聞かされてはいたが、「頻繁に山に登っていたので、近場だとしか思わなかった」。

 27日、テレビで御嶽山の噴火を知った。「まさか違うよな」。だが夕方、娘の夫から「御嶽山に登っている」と電話で告げられた。

 何度も娘の携帯電話を鳴らし、いてもたってもいられず、28日に妻らと木曽町に駆けつけた。「山が好きで、でも、まさか噴火するなんて。運が悪かったとしか…」。一刻も早く娘の安否を知りたいが、待機所でもほとんど情報は得られない。「心肺停止の人の身元確認が進むのだろうが、何とか奇跡が起きてほしい」と望みをかけた。

24歳の長女の安否が分からないまま

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