サイトマップ RSS

「地産地読」という新しい小説のかたち 幅允孝 (3/5ページ)

2014.10.1 18:15

温泉でゆっくり『城崎裁判』はいかが?=2014年9月1日(三木屋撮影、提供写真)

温泉でゆっくり『城崎裁判』はいかが?=2014年9月1日(三木屋撮影、提供写真)【拡大】

  • 「城崎裁判」(万城目学)。城崎の外湯を巡る温泉奇譚。城崎温泉の外湯7カ所や旅館、宿泊案内所などで購入いただけます。NPO法人「本と温泉」、1700円。防水=2014年9月17日(提供写真)
  • 兵庫県豊岡市の城崎温泉
  • 【本の話をしよう】ブックディレクター、幅允孝(はば・よしたか)さん(山下亮一さん撮影、提供写真)

 作家招き入れ

 だが、話を元に戻していくと、この1917年に書かれた作品ばかりを相手の胸元に押しつけても、なかなか読者になってくれる人は多くない。観光資源にも、なりにくい。当時と違って最近は、人が本を読まない理由はだいたい1000通りくらい準備されている。多忙、老眼、本のタイトル過多…、などなど全て挙げるのはやめておくが、とにかく人が本から離れてしまっている現状では、本が人の生活や動きについていかなくてはならない。

 そこで、城崎の町から生まれる新しい物語をつくろうと考えた。城崎の小説も現代版にアップデートしなければというわけだ。タフな現代を生きる作家を城崎温泉に招き、その経験を物語にしてもらうという「アーティスト・イン・レジデンス」ならぬ、「作家・イン・旅館」のプロジェクトを開始させたのだ。

 白羽の矢を立てた書き手は、万城目学。代表作をいくつも持つ人気小説家は関西の磁場を物語の中に取り込むのがうまい。『鴨川ホルモー』で京都、『鹿男あをによし』で奈良、『プリンセス・トヨトミ』で大阪、『偉大なる、しゅららぼん』で滋賀。

城崎だけで販売

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ