■Alex Kerr 1952年、米国メリーランド州生まれ。イェール大学日本学部卒業後、慶応義塾大学国際センターで日本語研修。77年から京都府亀岡市に居を構え、外国人に伝統芸術を紹介するプログラム、古美術収集など、日本文化の研究に励む。2000年代に京都の町家が壊されていることを懸念して、修復して宿泊施設として開業。10年から景観と古民家再生のコンサルティングを地方に広げ、長崎県、奈良県などで滞在型観光事業を営む。著書に『美しき日本の残像』(新潮学芸賞受賞)、『犬と鬼』など。
「ニッポン景観論」(アレックス・カー著/集英社新書ヴィジュアル版、1200円+税)