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男女6人「火星生活」精神観察 NASA主導、8カ月隔離実験 (3/3ページ)

2014.10.29 00:00

米ユタ州に設けられた「火星砂漠研究基地(MDRS)」。過酷な火星の環境に人類は耐えられるのか。有人火星探査のための研究や実験が各地で行われている(AP)

米ユタ州に設けられた「火星砂漠研究基地(MDRS)」。過酷な火星の環境に人類は耐えられるのか。有人火星探査のための研究や実験が各地で行われている(AP)【拡大】

  • 米ハワイ州ホノルル(オアフ島)

 見渡すかぎり溶岩

 過酷な長期ミッションの重圧に宇宙飛行士が精神的に耐えられるかを調べる実験はこれまでも複数行われているが、今回が最長となる。ロシアが2010~11年に行った520日間の実験では、参加者6人のうち4人が睡眠障害に陥った。米ユタ州に設けられた「火星砂漠研究基地(MDRS)」でも実験が行われており、このプロジェクトでは来年からカナダの北極諸島で1年間の長期実験を実施するという。

 ロケットや着陸装置のほか、火星での酸素や食料の確保など現在の人類の科学技術では実現できない課題は山積だが、こうした技術的な問題は今後の科学の進歩で解決できる期待もある。しかし、精神的な問題の克服は科学では不可能だ。

 「周囲は見渡すかぎり溶岩に覆われており、植物も動物もほとんど見られない」

 今回の実験に参加した大学院生のジョスリン・ダンさん(27)は開始2日後の17日に、自らのブログにこうつづり、早くも不安な様子をうかがわせた。(SANKEI EXPRESS

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