ですからちゃんとしたお墓参りの仕方が求められる。墓石(はかいし)に故人の遺志が正に降りてくるのです。その行為を信じることこそが究極の感謝だと思うのです。困ったとき、迷ったとき、自分の原点に立ち返る。お墓参りにはそんな意味もあるかと思います。(落語家 柳家花緑/SANKEI EXPRESS)
■やなぎや・かろく 1971年、東京都出身。87年、中学卒業後、祖父、五代目柳家小さんへ入門する。前座名は九太郎。89年に二つ目昇進、小緑と改名。94年、戦後最年少の22歳で真打ち昇進、柳家花緑と改名する。古典落語はもとより、劇作家などによる新作落語や話題のニュースを洋服と椅子という現代スタイルで口演する「同時代落語」にも取り組む。ナビゲーターや俳優としても幅広く活躍する。
【ガイド】
■『花緑ごのみ』Vol.31 2014年11月28日(金)午後7時開演。11月29日(土)午後1時開演。<会場>イイノホール。
問い合わせ (電)0570・00・3337