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「まあまあが一番」の気持ち大切に 舞台「つんざき行路、されるがまま」 高田聖子さんインタビュー (2/4ページ)

2014.11.10 14:00

「稽古は苦しいけれど、公演が終わったらまたやりたいと思う。まあまあが一番」と話す、女優の高田聖子(しょうこ)さん=2014年10月7日、東京・下北沢(寺河内美奈撮影)

「稽古は苦しいけれど、公演が終わったらまたやりたいと思う。まあまあが一番」と話す、女優の高田聖子(しょうこ)さん=2014年10月7日、東京・下北沢(寺河内美奈撮影)【拡大】

 「異類婚」題材に

 東京の片隅で仲むつまじく暮らす夫婦。突然、妻がいなくなり、驚いた夫が警察に駆け込んだところ妻の戸籍がなく、この世に存在していなかったことが判明。周囲の人に聞くと「あなたはいつも一人寂しく口笛を吹いていた」と言われて呆然(ぼうぜん)とする。必死に妻を探しているうちに、妻の正体が口笛で、その旋律から喚起される感情だったと分かってくる-。

 妻を高田が、夫を劇団☆新感線の粟根まことが演じる。演出は、このプロジェクトで高田のパートナー的存在である木野花が担当。木野が「これは究極の愛!」と話すように、ミステリアスな大人のラブストーリーでもあり、「口笛」に値する何か大切なもの、それが奪われているかもしれないことに警鐘を鳴らす、社会派的な側面を持った舞台でもある。

 小学生のころ、亡くなった祖母の葬式でなぜか口笛を吹いてしまい、つまみだされた、という思い出がある。「どうして吹いたのか今もよく分からない。口笛は、気分のいい時は自然に口をついて出るように、本当に思っている心の底の気持ちが出てしまうようなもの。そうしたことを失いつつある現代社会を表現したい気持ちもある。演じていて、自分が活動家のように感じたり」

苦しく葛藤する稽古

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