2年後の移転が決まっている東京都中央卸売市場築地市場の場内を写しました。江戸時代初期の頃、日本橋の魚市場として始まり、関東大震災直後に築地へ移転し、江戸から東京へと食文化を支えてきた築地市場。今と昔の変わらない部分と変わった部分を感じながら撮影しました。シャイな職人の笑顔を盗むのは容易ではありませんでしたが、働く姿はカッコ良く、フォトジェニックで撮影は楽しい場所でもあります。
≪仕事の邪魔せず撮影許可をとる≫
マグロ専門の仲卸業者「内藤」さん、刀のような特殊な包丁で大きなマグロを3人掛かりで切る姿は、場内の中でも絶対に撮影したいスポットですね。魂を込めて、感謝の気持ちを込めて、集中して切っているように見えました。場内は暗い場所が多いのですが仕事の邪魔にならないようにフラッシュは使いません。息を合わせる一瞬を撮り逃さないために、ブレないよう気をつけながら、緊張感を伝える一枚を広角レンズで撮影しました。撮影をしていいかどうか、きちんと確認してから撮影しましょう。
【Data】
・カメラは全て NIKON D800
・絞り 4.5
・シャッタースピード 1/60
・ISO 1000
・WB 太陽