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美少女の孤高に分け入る関西弁の破壊力 「逢沢りく」著者 ほしよりこさん (1/3ページ)

2014.11.25 18:15

「逢沢りく」(ほしよりこ著/文芸春秋、上下各1000円+税、提供写真)

「逢沢りく」(ほしよりこ著/文芸春秋、上下各1000円+税、提供写真)【拡大】

 【本の話をしよう】

 『きょうの猫村さん』で老若男女の心をわしづかみにしたほしよりこさんが、新作長編コミック『逢沢りく』を刊行した。関西の親族の家に預けられることになった14歳の孤高の美少女の運命を、涙も笑いもたっぷりに活写する。

 東京に暮らす中学生・りくは、おしゃれなパパとカンペキなママを持つ「ちょっと特別な存在」だ。蛇口の栓をひねるように、嘘の涙を自由自在に流すことができる。「りくは自分が涙を流すことで周りの人の気持ちをコントロールしていると思い込んでいる部分があり、そういう自意識の過剰さがあらわれているように思います」

 自分の気持ちを正直に表現することができないママと、愛人を平気でホームパーティーに呼ぶパパに挟まれ、どこか息苦しい日々を送るりく。そんなある日、ママが言い出す。「しばらく関西の大おばさんの家で暮らしてほしいの」-。

 にぎやかな家族に囲まれた大阪での暮らしが始まる。「絶対に関西には染まらない」ことを誓うりくだったが-。

 大おばさんをはじめ、ぐいぐいとりくの孤独へと分け入っていく大阪の人々。コマを埋め尽くす勢いの関西弁のパワーに読み手も圧倒される。「関西弁の力とは、とてもおしゃれで、気取ったものごとも、一瞬にしてぺたんこにしてしまう、破壊力でしょうか」

ほのぼのイメージ一変

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