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「エリザベート」の死に神に重なる 舞台「スワン」 一路真輝さんインタビュー (1/4ページ)

2014.12.22 16:25

「ドラと白鳥の関係は、エリザベートとトートのよう」と話す、女優の一路真輝(いちろ・まき)さん=2014年11月13日、東京都文京区(小野淳一撮影)

「ドラと白鳥の関係は、エリザベートとトートのよう」と話す、女優の一路真輝(いちろ・まき)さん=2014年11月13日、東京都文京区(小野淳一撮影)【拡大】

 「大舞台のミュージカル女優」という印象が強い一路真輝(いちろ・まき、49)が、翻訳劇のストレートプレーに挑戦している。日本初演となる「スワン」で、仕事にも恋人との関係にも疲れた女性の家に飛び込んできた白鳥が、若い男性に姿を変えることで、人間関係に変化が生じていくファンタジー。閉塞(へいそく)感の中で自由を求める女性の思いが投影された白鳥は、宝塚歌劇団の時代から何度も演じてきた舞台「エリザベート」に登場する死に神「トート」に重なるという。

 男性に姿を変えた白鳥

 「スワン」は1993年にオフ・ブロードウェーで上演された米作家エリザベス・エグロフの戯曲。米ネブラスカ州郊外に住むドラ(一路)が、仕事や恋人ケビン(大澄賢也)との関係に行き詰まった生活にある日、白鳥(細貝圭)が飛び込んでくる。登場人物は3人だけの濃密な舞台で、男性に姿を変えた白鳥がもたらすドラの心境の変化を丁寧に描く。「アナと雪の女王」の主題歌「ありのままで」の訳詞を書いた高橋知伽江が翻訳、映画監督の深作欣二の長男である深作健太が演出している。

経験重ねた女性に響く物語

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