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【まぜこぜエクスプレス】Vol.40 ホームレスの社会復帰応援 雑誌「ビッグイシュー」 (1/4ページ)

2015.1.21 15:40

人通りの多い交差点に立つ雑誌「ビッグイシュー日本」(1冊350円)の販売者、菅野さん(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる=東京都文京区・本郷三丁目の駅前交差点(山下元気さん撮影)

人通りの多い交差点に立つ雑誌「ビッグイシュー日本」(1冊350円)の販売者、菅野さん(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる=東京都文京区・本郷三丁目の駅前交差点(山下元気さん撮影)【拡大】

 昨年9月に10周年を迎えた雑誌『ビッグイシュー日本』。ホームレス(路上生活者)が販売し、1冊350円の売り上げのうち180円が彼らの収入となり、彼らの社会復帰を応援する仕組みだ。ビッグイシューを通して見えてくる「日本の貧困」の現状について、実際に販売している菅野春雄さんと、広報担当の佐野未来さんに話を聞いた。

 「いつもしわ寄せ」

 路上生活者に話を聞くと、「いつのまにかこうなっていた」と漏らす人は少なくない。なりたくてなる人はいない。菅野さんもそんな一人だ。

 フレームの割れた黒縁のメガネが言葉を発するたびにずれる。それを照れくさそうに直す。話を聞くために会ってすぐに恥ずかしそうに「当人です」と頭を下げた。人の良さが染み出ている。

 中学卒業後、集団就職で愛知県へ。トヨタの下請け工場で働いていたが、1970年、無断で仕事を休み、万博を見に行ってクビに。その後、18歳からほぼ日雇い労働者として「土木業界で生きてきた」と胸を張る。背が高く立派な体格は、ガテン系の現場で重宝されたはずだ。

「以前は食べるに食べられなかった。今だったら心配することない」

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