「根絶・撲滅させるべきだ」「裁きに掛けるべきだ」
ならば問いたい。どこが「根絶・撲滅させる」のか? 誰が「裁きに掛ける」のか?
大国の利権が絡み合う国連の“主催”はハードルが高い。やむを得ず、イスラム諸国を含む有志連合が空爆を行っているが、国民を惨殺されても日本は参加できない。むなしさ漂う口先介入するだけの国連報道声明を聞いて、己の姿だとも気が付かない。なおも、国連を「世界政府」と買いかぶり、イザというとき助けに来てくれると幻想を抱いている。
ISILと日本の狂信性
小欄には非武装・無抵抗の民を平然と殺害する狂信的信者の集団ISILと日本がダブってみえるときがある。国民が惨殺されても非武装・無抵抗が最良の“安全保障”と信じる、政治家を含む多くの日本人も狂信的信者ではないか。実は、中国や北朝鮮の脅威が高まる中、少数派に衰退したと思っていたが、さにあらず。狂信的信者は「宗旨替え」して依然命脈を保つ。