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亡き母と思い重ね 復興貢献の旅、人々魅了 ウィリアム英王子 宮城被災者と交流 (1/2ページ)

2015.3.2 06:35

宮城県石巻市の日和山公園で、地元の子供から折り鶴を受け取る英国のウィリアム王子=2015年3月1日午前(代表撮影)

宮城県石巻市の日和山公園で、地元の子供から折り鶴を受け取る英国のウィリアム王子=2015年3月1日午前(代表撮影)【拡大】

 来日中の英国のウィリアム王子(32)は1日、東日本大震災で被災した宮城県を訪問し、被災者と交流した。前日の福島訪問に続き、震災4年を前に復興に役立ちたいとの王子の強い意向が感じられる行動だ。笑顔と気さくな人柄で日本を魅了した王子は4日間の初来日を終え、次の訪問先である中国に向かった。

 「あなたは立派な父親だ」

 石巻市では、震災直後に手書きの新聞を発行した石巻日日新聞の記者や、津波で3人の子供を亡くした遠藤伸一さん(46)夫妻と面会した。ウィリアム王子は真剣な表情で話を聞き、伸一さんが時折涙を流すと、肩をさすりながら「私も昔、大事な母を亡くしている」と、積極的な社会貢献で知られた母、ダイアナ元妃(1961~97年)に触れ、「これからつらいときに今日のことを思い出す。あなたは立派な父親だ」と語り掛けた。夫妻は、がれきの木と英国の国木であるオークで作ったストラップを、キャサリン妃(33)と生まれてくる子供たちのためにプレゼントした。

 ウィリアム王子にとって、英王室の伝統を離れて子育てにエネルギーを注ぎ、エイズ問題や地雷除去などに取り組んだダイアナ元妃の影響は大きく、自身も社会貢献への意欲は強い。英王室は王子が日本に到着した26日、王子が空輸パイロットの試験に合格し、この夏から救急ヘリコプターの操縦士として勤務を始めると発表したばかりだ。

次は中国、冷静王室外交

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