フォードは申請文書で「都市部の移動手段はこれ以上増やすことができず、道路網や道路幅を拡張しても、通勤者は駐車場探しや大気汚染に悩まされる」と指摘し、新たな交通システムの必要性を訴えた。
ただ、そもそも渋滞や大気汚染は自動車に原因があるうえ、フォードなどの米メーカーは最近のガソリン安を受け、エコカーより大型・大排気量の車の開発に注力するなど、“先祖返り”も指摘されている。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは、自転車関連の特許出願について、皮肉交じりにこう伝えた。
「フォードは将来の交通問題への対処に取り組んでいたが、結局それは自転車に乗るという単純極まりないものになった」(SANKEI EXPRESS)