ニュージーランドでの活動が本格的に始まった。まずは1月23日から4日間、「Oceania Baseball Championship」と題した、U18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)のオセアニア地区予選に出場する代表チームに帯同した。
会場はオークランド。市街地の中心部から車で約20分ほどの場所にあるフィールドは、この大会のために整備された。土の硬さや芝の長さは、これまで現地で見たフィールドの中で最も野球に適したものになっていた。
以前にもコラムで書いたが、ニュージーランドでは、公園やグラウンドで子供から大人まで多くの人たちがラグビーやクリケット、サッカーなどに興じている。しかし、野球専用球場はない。夏場にグラウンドに作ったマウンドは、ラグビーなどが盛んになる冬を前に平らに戻さなければならない。だからこそ、野球用に整備されたグラウンドに感動した。
今回の大会には、オーストラリア、グアム、ニュージーランドの3チームが参加した。今夏に日本で行われる決勝に進めるのは1チーム。ニュージーランドはグアムには3戦全勝したものの、豪州には3戦全敗だった。3試合で31失点。捕手のブロッキングや犠飛への対応などディフェンス面での課題が浮き彫りになった。