【牧野直子の健康ごはん】
弁当作りは段取りが大事。朝、少しでも時間をかけずに、それでいて栄養バランスがよく、できれば彩りよい弁当が作れるといいですよね。今回の弁当は、朝、菜の花の肉巻きを焼き、ごはんに梅干しの果肉を混ぜて、詰めるだけです。
菜の花の肉巻きは、豚肉で菜の花を巻くところまで前夜にやっておきます。副菜がしょうゆ味なので、塩こしょう味にしましたが、焼いてからしょうゆとみりんを絡めた甘辛味も合います。菜の花がない季節は、小松菜やいんげん、アスパラガスなど、アクのない緑黄色野菜で代用できます。
その他のおかずも前夜に作っておきます。作るといっても漬けるだけなので、手間はかかりません。うずら卵のめんつゆ漬けは、小さなポリ袋やラップでぴっちり包んで漬ければ、少量のめんつゆでうずら卵に味がなじみます。カレー粉を少量入れてカレー風味にしてもおいしいですよ。うずら卵は鶏卵より鉄や葉酸が豊富。いずれも貧血気味の人は積極的に取りたい栄養素です。水煮を常備しておくと弁当のすきま埋めにも重宝しますが、栄養価もアップします。