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【まぜこぜエクスプレス】Vol.48 自閉症の不思議な世界(3) 凸凹が引き寄せた出会い   (2/4ページ)

2015.3.18 15:40

マイペースでおおらかな村上真雄さん(左)、しっかり者で努力家の由美さん(右)の夫婦。自宅も障がい特性にあわせて、暮らしやすいように工夫しているという。写真中央は一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる(越智貴雄さん撮影、提供写真)

マイペースでおおらかな村上真雄さん(左)、しっかり者で努力家の由美さん(右)の夫婦。自宅も障がい特性にあわせて、暮らしやすいように工夫しているという。写真中央は一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる(越智貴雄さん撮影、提供写真)【拡大】

  • 現在、同居中のくらげさん(左)、あおさん(右)。料理や掃除はくらげさん、洗い物やお金の管理はあおさんと分担している。写真中央は一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる(小野寺宏友さん撮影、提供写真)

 「アスペルガーの館」を知った由美さんが真雄さんにメールを出したのが、2人の出会いだ。「子供の時に自閉症とわかったと聞き興味を持ち、一緒になれば面白いかなと思った」と話す真雄さんだが、由美さんと出会ったことで、アスペルガーに対する好奇心はうせてしまったのだという。「彼女と僕もかなり違うので、アスペルガーというくくりに意味がないと思った」。結局、アスペルガーの館の掲示板の管理は、由美さんが引き継ぐことになった。由美さんは真雄さんのことを、「たいたい族なんです」と苦笑い。「やりたい、したいことしかしないから、後始末は私がやるしかない」。「しっかりした妻で、ありがたいです」とフォローする真雄さんは、ウェブと出版を一つの技術で行うソフトウエア開発の会社を立ち上げたばかり。由美さんのサポートを受け、二人三脚で会社経営に取り組んでいる。

 スペックを補い合う

 聴覚障がい者のくらげさんと、あおさんの出会いもインターネットだ。補聴器マニアのオフ会で知り合い、くらげさんがひとめぼれ。「なぜつき合った?」の問いに、あおさんは「面白いから」と即答する。実際に、お互いの特性もネタにしてしまう2人の会話は、おなかを抱えて笑ってしまうほど面白い。

熟練の漫才師のよう

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