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【チュニジア襲撃テロ】邦人3人死亡 「民主化優等生」侵す過激思想 (1/3ページ)

2015.3.20 00:01

3月18日、首都チュニスで博物館襲撃テロに巻き込まれ、決死の思いで脱出を図った観光客ら=2015年、チュニジア(ゲッティ=共同)

3月18日、首都チュニスで博物館襲撃テロに巻き込まれ、決死の思いで脱出を図った観光客ら=2015年、チュニジア(ゲッティ=共同)【拡大】

 北アフリカ・チュニジアの首都チュニスの国立バルドー博物館で18日午後0時半(日本時間18日午後8時半)ごろ、武装集団が観光客らを襲撃、銃を乱射した。チュニジア政府は外国人観光客18人を含む計23人が死亡し、40人以上が負傷したと発表。日本政府は19日、日本人3人が死亡、3人が負傷したことを確認した。実行犯はチュニジア国籍の男2人で現場で治安部隊に射殺された。数人の協力者が逃走した可能性があり、当局が行方を追っている。中東民主化運動「アラブの春」の発祥国で、成功例とされたチュニジアでの事件は、拡散するテロの脅威を改めて見せつけた。

 「革命」で監視緩む

 チュニジアのベジ・カイドセブシ大統領(88)は18日、フランスのラジオ番組に、実行犯がイスラム過激派アンサール・シャリーアと関係があるとして、テロと断定した。邦人人質事件を起こした過激派組織「イスラム国」の関連サイトは博物館襲撃を称賛しているが、イスラム国と事件との関連は明らかになっていない。

 共同通信によると、死亡した日本人は全員女性で、東京都荒川区の成沢万知代さん(66)と、埼玉県狭山市の宮崎チエミさん(49)と遥さん(22)の親子。このほか、英国、イタリア、スペイン、ポーランド、フランス、コロンビアなどからの観光客の死亡も確認された。

イスラム過激派の脅威を改めて浮き彫り

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