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大塚家具 久美子社長続投、株主総会で6割支持 事業継承、難しさ浮き彫り 企業価値毀損も (1/5ページ)

2015.3.28 07:00

株主総会後の記者会見に臨む、大塚家具の大塚久美子社長=2015年3月27日午後、東京都江東区(共同)

株主総会後の記者会見に臨む、大塚家具の大塚久美子社長=2015年3月27日午後、東京都江東区(共同)【拡大】

  • 2月27日、株主総会で退任が決まった大塚家具の大塚勝久代表取締役会長=2015年2月25日、東京都千代田区(蔵賢斗撮影)

 親子で経営権を争っている大塚家具は27日、株主総会を開き、大塚久美子社長が会社提案した、自身の続投と父で創業者の勝久会長の退任を求める議案が議決権の61%を得て可決された。勝久氏が求めていた、久美子社長を退任させて勝久氏が社長に復帰する株主提案は否決。株主による判断が下され、当面の経営権をめぐる親子の争いが決着した。

 大塚家具は総会後に取締役会を開き、久美子社長の再任と勝久氏の会長職退任を決定した。久美子社長は記者会見で「名実ともに新体制になる。ブランドの再構築など次のステージに進む」と経営改革に取り組む決意を示した。今後、勝久氏が推進してきた会員制や高価格路線と決別し、中価格帯の商品を強化する経営モデルを加速させる。

 大塚家具ではことし1月以降、経営手法の相違や感情のもつれから、久美子社長と勝久氏の間で対立が表面化。その後、幹部社員や取引先を巻き込んだ争いとなり、両者は株主の支持を取り付ける委任状争奪戦を、株主総会直前まで展開していた。

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