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東京駅はぼくが好きな洋書のようです 辰野金吾の矜持と根性と洒落が建っている 松岡正剛 (1/5ページ)

2015.4.6 17:45

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)【拡大】

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 100年ぶりに復元された東京駅を見て、これまで見えていなかった細部のあれこれに堪能した。ぼくが好きな洋書に似ているのだ。辰野金吾がこの洋書建築に散りばめたメッセージも読めた。その一方、あれ、ここには何かが欠けているぞとも感じた。時代の重みが失われていると言ったらそれまでだが、列強グローバリズムと明治的世界観をまたぐ辰野の根性のようなものが伝わってこなかったのだ。復元のせいだろうか。

 明治10年、ロンドンで建築技術を修めたジョサイア・コンドルが、工部大学校(のちの東京大学工学部)のお雇い教授として来日した。まだ25歳だった。鹿鳴館、ニコライ堂、三菱館、岩崎邸、三井倶楽部などを設計するとともに、4人のピカピカの弟子を育てた。片山東熊、辰野金吾、曾彌達蔵、左立七次郎だ。この4人から日本の近代建築はすべて出所した。

「辰野の建物は仕切ってばかりいて立ち上がってこない」

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