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遠い国で起きた悲劇だと思わないで 映画「皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇」 シャウル・シュワルツ監督インタビュー (1/3ページ)

2015.4.10 13:30

初めて映画作りに挑んだ報道カメラマンのシャウル・シュワルツ監督=2015年4月2日(高橋天地撮影)

初めて映画作りに挑んだ報道カメラマンのシャウル・シュワルツ監督=2015年4月2日(高橋天地撮影)【拡大】

  • 【メディアトリガーplus(試聴無料)】映画「皆殺しのバラッド_メキシコ麻薬戦争の光と闇」(シャウル・シュワルツ監督)。4月11日公開(提供写真)。(C)Narco_Cultura.LLC

 パレスチナ紛争を精力的に報道してきたイスラエル出身のカメラマン、シャウル・シュワルツ(40)が、監督兼カメラマンとして初めてドキュメンタリー映画を手がけた。作品はメキシコ国内に跋扈(ばっこ)する複数の麻薬カルテルと警察の戦いに肉薄したもので、邦題も「皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇」とおどろおどろしいものとなった。

 1年間に同僚4人失い

 「世界で最も危険な街」とされるメキシコの都市、シウダー・フアレス。毎年3000件以上の殺人事件が発生するこの街で、地元の警察官、リチ・ソトは証拠品の収集に力を注いできたが、なかなか本格捜査に着手できない。事件の背後には麻薬カルテルがいて、捜査関係者への報復が後を絶たないためだ。実際、彼の同僚はわずか1年間に4人も殺害され…。

 プロモーションで初来日したシュワルツ監督は、麻薬戦争に巻き込まれ市民100人が殺害されても、地元警察が立件に動くのはわずか3件-という絶望的な現状を改めて指摘したうえで、「麻薬戦争がどこか遠い国で起きた悲劇だと思わないでほしい」と訴えた。

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