AFP通信などによると、ポールダンス世界選手権の出場選手たちは、演技を通じてスポーツとしてのポールダンスが、ストリップクラブのそれと同列で語られることのできないものだと認識されるように願っているという。
≪人気上昇中 変わった世間の目≫
ポールダンスの起源は、中国やインドのアクロバティックな伝統競技にさかのぼることができるとされ、選手たちは競技の名を「ポール・フィットネス」あるいは「バーティカル(垂直)・フィットネス」と変更するように求めている。
英国人選手のキャット・ベイリーさんは、普段から「ポールダンス」ではなく「ポール・フィットネス」と呼ぶ。ストリップ要素の強いパフォーマンスとは一線を画し、競技として五輪種目への採用についても訴えている。
大会出場者らは口々に、ポールダンスに対する世間の見方は変わってきていると話す。数年前までは、頻繁にストリッパーと呼ばれたというロシアのディミトリー・ポリトフさんは、「ハードなスポーツ。極限を求めるスポーツだよ。それを分かってもらえるようになった」と話した。